魁部隊

確かに、副長の部屋にはいろんなものが散らばっていたけど、それは全部書類とかだ。


あたしは、なるべく中身を目にしないようにして、座った。


「これから話すことは、他言無用ですよ」


副長はそう前置きをした。


「あ、あの、極秘事項だったら別に……」


断ろうとすると、副長は優しく笑った。


「他言無用というのは、外部の人間に、という意味ですよ。君はしばらく稽古に参加していませんでしたが、そのときに全員に伝えてありますから」


「そ、そうですか……」


うぅ……。


部屋に引きこもってなかったら、副長に二度手間かけさせずにすんでたのに……。