魁部隊

「はぁっ……、もう、大丈夫だよ」


「そうですか……?」


直紀さんに言われて、再び直紀さんの身体を横たえた。


「ごめんね。せっかく来てくれたのに悪いんだけど、疲れちゃったから寝るね」


言いながら、直紀さんの瞳は既にとろんとしていて、眠る寸前だ。


「はい。ちゃんと布団をかけて寝てくださいね」


「君って……、まるで、お母さんみたいなこと言うよね……たまに……」


布団を肩までしっかりとかけて直紀さんの顔を覗き込むと、既に寝息をたてて眠っているようだった。


「直紀さん……おやすみなさい」


一声かけてから、静かに部屋を出た。