魁部隊

「そう思ってくれるのか」


「当たり前です!!皆だってきっと、」


「ならば、あんたも同じだな」


「……え?」


勢いのついていた口が急に動かなくなり、恭介さんの言っている意味が分からず混乱する。


「あんたの方こそ、自分の兄が人獣を率いて屯所を襲い、怪我人を出してしまったことを、自分のせいだと思っているのではないか」


「……!!」


その通りだった。


自分の兄が首謀者だったのたから、あたしは魁部隊から出なくちゃいけないんじゃないかとか。


死んで償わなくちゃいけないんじゃないかとか。


いろいろ、この三日間、目の覚めない直紀さんの顔を見ながら、壊れた塀が直っていくのを見ながら、眠れない中暗闇の中で目を開けながら、考えていた。