魁部隊

「当然俺も、両親の顔を覚えていない。生きているのか死んでいるのか、それも分からない。だが、もし俺の両親が、この前あんたのお兄さんが話していた銀一族とやらで、俺もその血を引いているのだとしたら……、俺は、ここにいてもいいのだろうか」


「……えっ!?」


思いがけない言葉に、あたしは思わず声をあげた。


「屯所を襲った人獣は、屯所を壊し隊員を疲弊させ直紀を傷つけた。そして、その人獣を作り出したのは銀一族が所属する銀部隊だという。ならば、その血を引く俺は、その責を取り償うべきだと、そうは思わないだろうか」


「そんな!!」


あたしは、悲鳴のような声をあげた。


「どうして恭介さんが責任を感じる必要があるんですか!?だって、恭介さんは何もしていないじゃないですか!!」


あたしがそう言うと、恭介さんはふっと微笑んだ。