「以前あんたに、光は俺が二歳の時、つまり光がまだ一歳の赤ん坊の時に魁部隊の屯所に捨てられていたと、そう話したことがあったな」
「はい。覚えていますよ」
初めて、お出掛けをして、直紀さんと光くんが、買い物から帰ってくるのを二人で待っていたときのことだ。
「俺も、光と同じ一歳の時に、屯所の前に捨てられていたそうだ」
「……」
あたしが思わず恭介さんの方を振り向くと、恭介さんはあたしの方を向いたまま、微かに微笑んでいた。
「暗い気持ちにならずに聞いてほしい。以前にも言ったが、俺は過去を嘆いてこんな話をするのではないのだから」
「……はい」
あたしがそう答えると、恭介さんは再び前を向いて口を開いた。
「はい。覚えていますよ」
初めて、お出掛けをして、直紀さんと光くんが、買い物から帰ってくるのを二人で待っていたときのことだ。
「俺も、光と同じ一歳の時に、屯所の前に捨てられていたそうだ」
「……」
あたしが思わず恭介さんの方を振り向くと、恭介さんはあたしの方を向いたまま、微かに微笑んでいた。
「暗い気持ちにならずに聞いてほしい。以前にも言ったが、俺は過去を嘆いてこんな話をするのではないのだから」
「……はい」
あたしがそう答えると、恭介さんは再び前を向いて口を開いた。

