魁部隊

恭介さんの顔が驚きで染まり、固まった。


「それとも演技?ひょっとして潜入中だったら悪いことしたね。でももう必要ないよ。仲間のところに戻って……」


「意味わかんねぇことごちゃごちゃ抜かしてんじゃねぇ!!」


再び颯さんが兄さんに斬りかかり、不意を突かれた兄さんが避けきれずに、顔にすぅっと赤い線が刻まれた。


「よくもやってくれたねぇ……」


怒りの表情を顔に浮かべ、颯さんに刀を向ける兄さん。


あたしは、咄嗟に颯さんの前に立ちふさがった。


これ以上、みんなに迷惑かけるわけにはいかない!


「止めてよ兄さん!!」


「どきなよ。お前が俺を邪魔するの?」