魁部隊

「どいてよ。邪魔なんだけど」


「てめぇ、一体何者だ」


颯さんの空気が変わった。


敵か味方か見極める目じゃなく、敵を見据える目。


「何者かって?俺は薫の兄さ。俺は、薫を迎えに来たんだよ。こいつらはまあ、俺のお供みたいなもんかな」


「そんなんで通るわけねぇだろうが!」


颯さんは怒鳴ると兄さんに斬りかかった。


「颯!」


「兄さん!!」


兄さんも勢いよく刀を抜くと、颯さんの一撃を防いだ。


「短気だなぁ」