颯さんは叫ぶと、周りを見回した。
敵の数は、大分減ってきていた。
この数なら、ここにいる隊員たちだけでも何とかできると判断したんだろう。
颯さんは、あたしに目配せすると、奏多さんの後を追って走り出した。
「屯所の入り口近くの塀だ!何とか食い止めないと……」
「奏多さん!!!」
前方から、恭介さんが今まで見たこともないくらい取り乱し、悲鳴のような声で奏多さんの名前を呼びながら走り寄って来た。
「どうした!?」
「直紀が!直紀が噛まれて……!」
「噛まれた!?」
尋常じゃない恭介さんの様子に、あたしたちの足が更に早まる。
敵の数は、大分減ってきていた。
この数なら、ここにいる隊員たちだけでも何とかできると判断したんだろう。
颯さんは、あたしに目配せすると、奏多さんの後を追って走り出した。
「屯所の入り口近くの塀だ!何とか食い止めないと……」
「奏多さん!!!」
前方から、恭介さんが今まで見たこともないくらい取り乱し、悲鳴のような声で奏多さんの名前を呼びながら走り寄って来た。
「どうした!?」
「直紀が!直紀が噛まれて……!」
「噛まれた!?」
尋常じゃない恭介さんの様子に、あたしたちの足が更に早まる。

