魁部隊

「ぅあああああ!!!」


敵が唸り声をあげてこちらに向かって走ってきたのだ。


あたしと颯さんは同時に刀を構えて走り出し、右と左両方から敵を切り裂いた。


敵はどさっとその場に倒れ、しばらく痙攣して動かなくなった。


「……殺ったか?」


颯さんがしゃがみこんで確かめようとする間もなく、それは人の姿に変化する。


今度は、女の人だ。


「颯っ!!」


向こうから、奏多さんが走ってきた。


「塀にもう一つ穴が開けられた!まだそこからは雪崩れ込んできてないけど、いよいよヤバイ!」


「分かったすぐに行く!」