魁部隊

「そういうことなら分かりました。しかし、何かあればすぐに私を呼んでください」


隊長と副長が走って屯所の中に入っていった。


「助かった」


刀を抜きながら、颯さんが奏多さんに言った。


「いいさ。当然のことをしたまでだ。今、情報部隊が屯所周辺を捜索して、敵の出所やどのくらい潜んでるか調査してくれてる。それまで、何とかここを食い止めよう。琥太郎くんは俺についておいで!」


「はい!」


ちらりとあたしの方を振り返りながら、琥太郎は奏多さんの後に続いて走っていってしまった。