魁部隊

「俺たちは先に行っています。光!」


「うん!」


見事なチームワークで、恭介さん、光くん、そして直紀さんが散らばっていく。


「薫、琥太郎。実戦がいきなりになるが、お前らなら大丈夫だろう。くれぐれも、俺から離れるな」


「「はいっ!!」」


あたしたちも刀をつかんで、颯さんの後ろを、普段は絶対に走らない廊下を駆け抜ける。


「屯所の中には重要な機密文書もある。建物の中、特に隊長室、副長室には近づけるな!」


「「はいっ!!」」


あっという間に外に出ると、颯さんは次々に指示を出した。


「恭介、光は隊員を数人つれて裏へ回れ!律は情報部隊総出で敵の素性を!」


目につく隊員それぞれにてきぱき指示を出していく。


その中の一人、以前稽古の際にあたしと対戦した、弓部隊兼情報部隊の律くんが駆け寄ってきた。


「颯さん!それが、敵が、その……人間じゃないんです!」


「は!?」