魁部隊

「恭介さんって、光くんと仲が良いんですね」


二人を待つ暇潰しに、他愛もない話をする。


「そう見えるだろうか?」


「はい。直紀さんがおっしゃるには、光くんのお金も恭介さんが管理してるって」


あたしがそう言うと、恭介さんは困ったように頭をかいた。


「……そうだな。そろそろあいつも、一人で何でもできるように教えてやらねばならないのに、俺が一歩踏み出せずにいるのだ」


「……?」


「光は、赤ん坊の頃に、魁部隊の屯所の前に捨てられていてな。親が誰だったのか分からないし、もちろん光も知らない」


突然始まった重い話に、顔が曇る。