魁部隊

琥太郎が驚いて大きな声を上げた。


「なんで俺の名前知ってるんですか!?」


「写真が送られてきましたからね」


「写真……?」


あたしと琥太郎は首をかしげる。対して、颯さんと奏多さんは何かに気づいたようですっと目を伏せた。


「ええ。あなた……琥太郎くんを、魁部隊に入隊させるための書類に、顔写真も添付されていました」


少し眉を顰めながら言われた言葉に、琥太郎は少し呆然とした。


「そっか……もうそこまで話は進んでたのか……」


「ですが、なぜここに?もしかして家出ですか?」


副長の言葉に琥太郎は力なく首を振った。


「いえ……両親が魁部隊に入隊させるって言ってるのをきいて、だったら自分から入ろうと、思って……」


副長はしばらく琥太郎を見つめた後、いきなりあたしのほうを振り向いた。


「あなたは?」


「あ、あたしは……」