魁部隊

「そうか……。颯は良いにしても、二人を置いていくわけにはいかんな」


「はい。もうすぐ戻ってくると思いますので、隊長たちは先にお戻りください」


「分かった。では、皆帰ろう!」


隊長たちが屯所に戻ろうとするなか、あたしは一人その場に残った。


「……あんたは帰らないのか?」


不思議そうな顔をしてあたしを見る恭介さん。


「元々、あたしと光くんと直紀さんとで、見回りしてたんです」


まあ、それは立て前でただ遊んでただけとも言えるけど。


「だから、あたしも一緒に待ってますよ」


「……そうか」


ふっ、と恭介さんの表情が柔らかくなった。