魁部隊

「他に目につく刀はあるか」


「いえ、特には……。あの、颯さんのお勧めする刀って、どれですか?」


「必要ない」


それだけ言って、颯さんは他の人も見れるよう後ろに一歩下がった。


必然的に、あたしと颯さんの間の距離は開く。


えぇっと……これは、どうすればいいんですかね……?


あたしが迷っていると、恭介さんが近寄ってきた。


「どうした。決まったのか?」


「あ、恭介さん。……あれ、光くんは?」


恭介さんにぴったりとくっついていた光くんが、いつの間にかいなくなっている。