魁部隊

「大変!!おじさん、大丈夫!?」


ただ眠っているわけではない……、というのは、その相貌から子供の目からも分かった。


二人で半泣きになりながら、必死にその人を揺さぶる。


しばらくすると、その人はもぞっ、と身体を動かし、目をゆっくりと開けた。


「あれ……君たちは?」


「おじさん、大丈夫!?」


いまいち状況がよく分かっていないようなそのおじさんは、何度か身体を起こそうと試みて、やがて諦めたようだった。


「ここまで、か……」


「え?」


おじさんは小さく呟いて、ふっ、と笑った。