魁部隊

まるで、飼い主を見つけた犬のようだ。


いや、犬に例えるのは失礼かな。


でも、そんな感じ。


多分しっぽがついてたら、ぶんぶん振ってるんだろうなぁ……。


「ちょうど良かった、薫くん!!今、琥太郎くんと刀を選んでいたところなんだよ」


「刀……?」


「いえ、あの、俺は……」


あたふたと何かを言いかける琥太郎。


「遠慮しなくとも良い。刀は我々の命を守り、誰かを守るものだからな。魁部隊から、皆に入隊祝いとして、贈らせてもらってるんだ」


「そうですよ」


横から副長も付け足した。


「刀に目利きの利く恭介くんも連れてきましたし。薫くんには、目星だけつけておこうと颯さんに来ていただきましたが、ちょうど良かったですね」


「あの!」


言うに言えない琥太郎に代わって、あたしが口をはさんだ。