魁部隊

直紀さんが顔をしかめたのも無理はない。


その先にいたのは、隊長と副長、奏多さんと琥太郎、恭介さん、それに颯さんだったから。


「何してるんでしょう?」


どんな店の前で立ち止まっているのかよく見えなくて、目を細めたり開けたりしてみる。


でも、自分の目で見る前に、直紀さんが答えを教えてくれた。


「刀を売っているお店だよ。ここいらじゃあそこしかないから。修理とかもあそこでやってくれるし、魁部隊御用達なんだ。それにしても……」


「あー!!恭介ぇー!!」


気づいた光くんが、吹っ飛んでいく。


「あっ、くそ……素通りしようと思ったのに……でも智さんいるしなあ……」


隊長と颯さんが一緒にいるなんて許せない、とでも言うように、足取りも荒く近づいていった。