魁部隊

三人でかき氷を食べながら、ゆっくりと通りを歩いていく。


「あっ、ねえねえ直紀~、あれ……」


「ダメ」


「まだ何にも言ってないよ!」


光くんが何かをねだろうとする度、すぐさま直紀さんが拒絶する。


光くんはぶすくれていたけど、かき氷を食べている間は大人しくしているつもりのようだ。


かき氷を食べ終わって、きょろきょろしながら歩いていたあたしは、ふと見知った人を見つけて足を止めた。


「直紀さん」


「何?気になるものでもあった?」


声をかけると、直紀さんもあたしと同じ方向を眺めた後、顔をしかめた。


「……あぁ」