魁部隊

光くんは、色とりどりのシロップがかけられたかき氷を、キラキラした目でじぃーっと眺めている。


「いちごも美味しそうだし、あ、これも……あー、どっちにしようかな~」


光くんは既に食べる気満々のようだ。


「別に食べるのは良いんだけどさ、光、君、お金持ってきてるんだろうね?」


「え?持ってきてないよ?」


さも当然と言うように言った光くんに、直紀さんがはあっ、とため息をついた。


「じゃあ、そのお金はどこから出てくるのかな?」


「直紀が払ってくれるんでしょ?」


「……」


さらっと言った光くんに、直紀さんだけでなくあたしも呆れたような目線を向ける。


でも、そのあとに続けられた光くんの言葉に、あたしは、へー、と頷くしかなかった。