魁部隊

「他にすることないし、いいでしょ?薫ちゃん!!」


「いや、あたしよりも……」


ちらりと直紀さんを見上げると、口ではいろいろ言いつつも、光くんを無下には出来ないみたいだ。


「はあ……分かったよ。でも、くれぐれもあちこち歩いて迷子とかにならないでよね。僕は恭介じゃないんだから」


「分かってるよ!!僕子供じゃないもん!!」


「そういうところが子供だって言ってるの」


直紀さんはため息をついた。


「建前上見回りだから、刀持って門のとこに集合ね。それじゃ」


既に刀を持っていた直紀さんが立ち上がった。


多分、先に行って待ってるんだろう。


「じゃ、薫ちゃん、部屋行こう!」


「うん」


あたしと光くんは、それぞれ部屋に向かった。