魁部隊

懐かしいな……。


あのときは、家の事情とか、そういう難しいことをなんにも考えずに、ただ遊んでいたんだよね。


「幼馴染みとは聞いていたが、本当に仲が良いんだな!」


隊長がにこやかに笑った。


「まあ……喧嘩もしょっちゅうだったけどね?」


「そうだな。まあ、良きライバルって感じですよ」


琥太郎と顔を見合わせて、笑った。


「それじゃ、君たちも部屋に戻って、汗を拭いてくると良い。薫くんはそうはいかないだろうが、井戸の水を頭からかけるのもなかなか良いものだぞ!」


そう言いながら、隊長と、そのあとに副長が出ていった。