魁部隊

「稽古の前から颯とやっていたようだな。お、琥太郎くん!!」


側を通りかかった琥太郎を見つけて、隊長が声をかける。


琥太郎の隣に、奏多さんの姿も見えた。


「君もなかなかじゃないか!薫くんといい琥太郎くんといい、良い太刀筋だなぁ!!」


「うん、もっと稽古すれば、今以上に強くなれるだろうな」


奏多さんも相槌をうつ。


「家の近くにでも、道場があったのかい?」


隊長に訊ねられて、とんでもないと二人揃って首を振る。


「小さい頃から、二人でいろいろやってましたからね。遊ぶときとか、喧嘩のときなんかも、木の枝振り回して追いかけっこして……」