魁部隊

「稽古はここまでっ!!皆ご苦労だったな!!しっかりと汗を拭くように!解散っ!!」


「「「ありがとうございました!!」」」


稽古が終わると、皆が道場から出ていく。


「薫ちゃーん!!」


飛び付いてきたのは光くんだ。


「僕も薫ちゃんと打ち合いしたかった!」


「あー…、ごめんね?」


いたのに気づかなかった。


「やあ薫くん、なかなかの腕前ではないか。律くんを倒したようだな」


隊長も笑顔で近づいてきた。


「いえ、そんな……、それに、律くんは弓のほうが得意だとおっしゃってましたよ?」


「それでも、剣が使えないというわけではないのですよ。情報を集めるというのは、敵方に潜入することもあります。その分、危険が増しますからね」


「なるほど……」


後ろから、副長もこちらに歩いてきた。