すると、階段でピンク色の手紙が落ちているのを見つけた。
ハートのシールで封がしてあるから、きっと大切な手紙。
持ち主に返さなくちゃ。
封筒に名前があるか、よく見てみると、
なぜか日にちが書いてあった。
それを見ると、2年前のものだったから、これは誰かが受け取ったものだということがわかった。
宛先は、きっと手紙の中に書いているはず。
手紙の持ち主の人。ごめんなさい。
勝手に中を見ます。内容は読まないから、安心して。
ピンク色の封筒の中には、やっぱりピンク色の便箋が入っていた。
゛蒼太へ゛
蒼太。
やっぱり、名前を知っても、分かるわけがなかった…。
まぁ、そのうち探しに来ると思うけど…。
この手紙が、大切なものなんだとしたら。
