君と2人で

いつの間にか当日になり、
私は洋服を選んでいた。





「…うーん。やっぱりワンピースかな。」







着替えてメイクし終わって、待ち合わせ場所に向かう。






「あ!紗英!こっちこっち!」






「霧乃ちゃん可愛い!留衣くんもメロメロだね!」






「そんなことないよ〜。」






そして電車で学校に行って、いろんなお店を回って疲れたから留衣くんとの待ち合わせも兼ねて、ベンチに座っていた。






「すいません!フロート飲みませんか?」






「え、フロート、ですか?」






その時はちょうど霧乃ちゃんはトイレでいなかった。





「…いくらですか?」






「150円です。今はコーラとコーヒーしかないんすけど…」






「…じゃあコーラお願いします。」






「ここにもってくるんで!待っててください!」






そう言ってその人はお店に戻っていった。
フロートって気分じゃなかったけど、
あんな感じのは霧乃ちゃんがいないと断れないんだよね。





「お待たせしました!うお!やべ!」






コーラフロートのアイスがもれだしてた。





「うわ!まじごめんなさい!タオル持ってきて!」






「ふふっ。大丈夫ですよ。」






「ほんとにすいません!変えましょうか?」






「いえ、友達も来るし、大丈夫ですよ。ありがとうです。」






思わず笑いが出る。
この人ほんとに一生懸命だなぁ。





「ほんとにすいませんでした!手汚れないように気をつけてください!」






そう言って別れた後すぐ霧乃ちゃんが戻ってきた。






「なに?フロート買ったの?」






「うん。凄くいい人だった。」






「ふーん。同い年?」






「ううん。多分年下、かな?」






名前の色が同い年の留衣くんとは違ったから多分年下。





年下だけど、そんな感じがしなかった不思議な人。