「た〜くと〜!!」

振り向くと女が一人立っている
こいつは川島

俺のことを
一番の男友達と言ってくれている…







俺は、全くそんなこと思ってはいない。

「なに?」


「今日さ!カラオケ行くの!拓斗も来ない?
男子も結構誘うしたまにはいいよね!?!?」




カラオケか



俺全然歌知らねー‥

つか、今何流行ってんの?





だめだ、俺今どきの子じゃねーw


「拓斗?拓斗?聞いてんの??」


ああ、俺自分のことに夢中で何も聞いてなかった


「ああ、うん?聞いてるような聞いてないような‥」

「もー、聞いててよぉ」

そう言って、方を膨らます川島



……ごめん俺そういう仕草好きじゃない


「よー。たくとーお前もカラオケ来んのー?」

そう言って近づいてきた天野


「今ね、愛が誘ってたとこなんだぁ」


「おお、まじかー。たくと来いよー」



断る理由もないし行くか

流行ってる曲調査も出来るしな


「いやー、誘われたら断れませんねー。行きますか」


「やったぁ〜!!絶対だよ~!?じゃ、放課後ねっ」


手を振り教室から出て行った川島