――ドサッ…






柔らかい草の上に、お尻から落ちる。





空美「…いった…」







ジンジンと痛むお尻を摩りながら、私はゆっくり立ち上がった。







…ん?立ち上がった?





お尻が痛む?




ん?柔らかい草…?











ハッとして辺りを見回すと、






空美「…は…?」










満天の星空だったはずの空には



ギラギラ光る太陽が。





ビルがたくさんあったはずなのに、




周りの家は平屋建て。








そして、道行く人々はみんな…









空美「…ちょんまげ?」





ちょんまげで着物を着て歩いていた。