昨日は、家の中の案内をして宵椰君の荷物をほどいてタンスの中にしまってと、何かと忙しかった。初めて、宵椰君に振る舞った手料理が「おいしいです!」と絶賛だった。
 .....お世辞かもしれないけれど。
そんなこんなで翌日に。
「おはようございます、碧先輩。」
「ん....はよ~朝早いね。」
「はい。今日は先輩とのデートですから!」ニコッと恥ずかしいこと言えるな~なんて寝ぼけた頭で考えてると、
「早く起きないと、襲いますよ?」
「あわわ!起きます!起きます!」
私は、世界最速って思うぐらいシュバッとおきた。急いで着替えてる間に、
「そんなにいやですか」なんて宵椰君がつぶやいているなんて知らずに。