狼少年と屋根の下

   宵椰side☆
憧れの碧先輩の家にお泊まりしに行くんです!なんで、そうなったのかというと... 
     ~一週間前~
「宵ー、お母さんとお父さんヨーロッパ旅行行ってくるから♡」 
「はぁ?何でまたそんなところ...」
 旅行なんてもういつものことだ。40にもなってラブラブってキモイし、♡をつけんなっ!て言いたくなる。
 でも、慣れたからスルーする。構ってたら、こっちがおかしくなりそうだし。
「どんくらい?」
 いつものことだから、一週間だと思ったのに...
「1ヶ月だよ~♪なんか、賞当たっちゃた♡ラッキーだよね!!」
「へぇー1ヶ月もな......はぁー?おい、俺の飯とか、どうすんだよ。なんとかしてけよ。」
「大丈夫大丈夫★知り合いの娘さんに頼んどいたから♡」
「なんで、そんな唐突に。はぁ。しかも、なんで女なんだよ...」
「だってぇー、幼い頃もあってたし、親戚ん家ってなんか嫌じゃん?」
「俺にとっては、その女も知らないヤツだろうし。それに、俺には先輩が居るからいいの!」
「ふぅーん?いいんだ?諦めて?せっかくの先輩のお家なのに?」
「なんで、知り合いなんだよ?つーか、なんで先輩のこと知ってんだよ!てか、行く絶対行く!」
「はいはい。それなら準備しなさぁーい。宵はいっつも前日になってドタバタするんだから。」
 俺は、ウキウキ気分で準備を始めた。こんな幸運あるか?っていうぐらい幸せだ。
 てか、子供のころにも会ってたんだ..そう考えると顔がにやけてくる。俺は、いつも以上に早く動いて準備をした。