「へぇ…ならいいか」
渉が笑いながら歩き出した。
「あ？…どういうことだよ？」
「いや、別に？」
こいつ…もしかして唯が好きだとか言いだすんじゃ…
そういやさっき二人で何しゃべってたんだ？
あいつ泣いてたような気がしたけど、目にゴミが入ったとかって…本当かよ。
「唯って最近かわいくなったよね？まぁ前からかわいいけどさ」
何をぬかすこの男。
「か、かわいいか？目ぇおかしんじゃねーの？」
「そんなことはないと思うけど」
渉…何考えてんだこいつ。
「俺、唯狙ってるんだよね」
「は？」
「告っちゃおうかな」
マジ
ぶっ殺す。
