幼なじみ以上恋人未満【完】




うん、明るく言えたはず!




でも心は沈んでいるのに、笑顔でいなくちゃいけないのがこんなに辛いことだなんて。




「あー…。お前ら一緒につるんでたんだ?」




優斗も笑いながらそう言った。



だから余計に胸が苦しくなる。




「二人は幼なじみなんでしょ?今度唯にたっぷり昔の優斗先輩の事教えてもらお~」




「アハハっ…うん、いいよ」




「お前、変な事言うなよ?」




「い、言うわけないじゃんっ…」




「こいつホラ吹きだから気をつけろよ」




いつもみたいに、ふざけた様子で言う優斗。





「ホラ吹きなんかじゃないし…」




ふと優斗の顔を見ると、頬っぺたに擦り傷のようなものがあった。





「優斗、頬っぺた…怪我したの?」



「え?…ああーちょっとな」