気が動転して笑顔を作るのも忘れていた。
なんで?
どうして?
てかいつの間に?
この前街で会ったときは付き合ってなかった…よね?
春休み中に付き合い始めたってこと?
「唯…?ごめん、びっくりした?」
美緒が心配そうに私の顔を覗きこんだ。
「あ、う、うん…びっくりしちゃって…」
「言うの遅くなってごめんね?唯が知ってる人だったからなんか恥ずかしくて言いづらかったの」
「そう…なんだ…」
どうしよう。
泣きそう…
ヤバイ…
心臓はバクバクいってるし、全身の血の気が引いていくような感じがした。
私はぐっと舌を噛んで泣くのを堪えた。
ここで泣いたら変に思われる。
私は必死に笑顔を作った。



