「久しぶりだな!つーかまた背伸びてね?」
「170になりましたよっでも優斗先輩にはまだまだ届きませんけどっ」
「当たり前だろ、でもまだ伸びそうだな」
そう言ってその子の頭の上にポンっと手を乗せた。
なんだか心がモヤモヤする。
嫌だな…
「優斗…友だち?」
私の笑顔は引きつっていたかもしれない。
「あー、同中でバスケ部の後輩」
「ああ、そうなん…」
私が言い終わるのと同時に、その子が「彼女ですか!?」と聞いてきた。
「いや、友達の妹」
すぐさま優斗がそう返し、私はがっくりと肩を落とした。
その通りなんだけど…ね。
するとその子の表情がみるみる明るくなっていった。
「そうなんですかー!あ、そういえば私、先輩と同じ高校受かりました!春からはまた後輩になりまーす!」



