ふと、店の中にあった全身鏡を見てドキッとした。
並んで歩く私達の姿は、やっぱりカップルに見えるかも。
だよね、男と女だもん…
「どんな服探してんの?」
「うーんと…ワンピースとか欲しいかな…」
「ふーん……じゃあ、これは?」
優斗が側にあったマネキンを指さした。
それはフリルがついてある女の子らしい私好みのワンピだった。
「か、かわいい!!!」
「だろ?」
でも…すごくかわいいけど…
大人っぽくはない。優斗好みの北川K子ちゃんとは真逆の雰囲気のワンピ―ス。
私がためらっていると、店員さんが声を掛けてきて、試着してみることになった。
着てみると、サイズもぴったりで本当にかわいい。
前だったら即買いしていたかも。
「おい、着たのかよ」
「う、うんっ」



