「それから…よろしければなんですけど…」
そう言って優斗の目の前に名刺を差し出した。
「え?なんすかコレ」
「モデルに興味ないかな?うちメンズ雑誌もやってて、彼氏さんスタイルもいいしかっこいいから絶対人気出ると思うんですよ」
す、すごい…スカウトってやつ!?
「優斗!やってみれば…」
「興味ないんでいいです」
私の声にかぶせてバッサリ断った。
編集部の人は「そうですか…」と、残念そうに名刺をしまった。
私も残念…優斗のモデル姿も見たかったな。
「もったいないなぁ。モデルになれるチャンスだったじゃん」
「絶対やだね、めんどくせーし」
「ふぅん…」
でも、モデルなんかやったら忙しくなって会えなくなったり、ますますモテたりしちゃうから断ってくれて良かったのかも。



