美緒が笑顔でそう言ってくれたから、少しほっとした。
内心、美緒は辛いのに余計傷つけてしまうんじゃないかって心配だった。
私が前にそうだったように。
「あんたは先輩とずーっとラブラブでいてよね!」
そう言って私の背中をバシッと叩いて笑った。
「うん、ありがとう美緒…」
優斗と付き合ってたのが、美緒でよかった。
私の友達が美緒でよかった。
本当に心からそう思うよ?
今日一日授業は上の空だった。
優斗には、勉強はしっかりやれって言われたけど…
デートなんて言われて動揺しないわけないじゃん!
6時間目の授業が終わるのと同時に私は生徒玄関へと向かった。
そこにはまだ優斗の姿がなくて。
でもこうやって好きな人を待ってられるって、なんて幸せなことなんだろう。



