「そんな…」
「ずっと言いたかった。お前を好きだって」
「ほ、本当なの?」
涙で優斗の顔が歪んで見えた。
これが夢だったら…どうか覚めないで。
永遠に夢の中でもいいよ…
「マジだから。この俺を本気にしたのはお前だけだし。だから今日も走ってきたんだからな」
「どうしよう…私、死んじゃうかも」
「アホか。てかお前の気持ちはどうなんだよ?」
優斗が少しにやけた顔でそう言った。
そうか、私も途中まで言っちゃってたんだっけ。
「す、好きです…」
蚊の鳴くような声で言うと、優斗は自分の耳に手を当てて「え?聞こえない」と、わざとらしく言ってきた。
「私も好きです!」
すると、横からぎゅーっと力強く抱きしめられた。
「マジかよ…超嬉しい」



