幼なじみ以上恋人未満【完】




「俺…別に遊びであいつと付き合ってたわけじゃねーよ」


「わかってる。美緒に全部聞いたよ、骨折の事も…」


「マジか…あいつ言ったんだ」


「でも美緒、すっきりした顔してた。優斗に悪いことしちゃったって言ってたよ」


「そっか…。俺さ、本気であいつのこと好きになろうとしてた。美緒とは気が合うしいいやつだし、いつかは好きになるだろうって…。でもやっぱ無理だったんだよな」



それは…優斗の心の中に好きな人がいるからだよね…


私は布団をぎゅっと強く握って、深くもぐった。



「それって…さくらさんのことが忘れられないとか…?」


「は?さくら??」


「優斗…好きな人いるんでしょ?それって…さくらさんのことじゃないの?」


「何言ってんの?んなはずねーじゃん!てかさくらって女いたことすら忘れてたわ!」


「じゃあ…誰?」



自分でもわかるくらい声が震えていた。


どうしよ…泣いてるのバレる…