「なんでそっち向くんだよ」
「え…た、ただ…」
動揺してる顔なんて見られたくない。
美緒にもバレてるくらいだから、きっと優斗にだってバレちゃうよ…
「…あのさ。今日お前に話があってきたんだけど」
「…うん」
私は壁の方を向いたまま返事をした。
話って…本命の彼女のことかな。
絶対そうだよね。
聞きたいけど聞きたくない…
「やっぱ具合悪いだろうし、今度また話すわ」
優斗が立ち上がった気配がしたので私は振り向いた。
「ま、待って!話ってなに!?私なら大丈夫だから…」
このままだと気になって余計具合悪くなってしまいそう。
優斗は再びその場に座ると、私をじっと見つめてきた。
な、なんで!?
「美緒と別れたって聞いてるよな?」
「あ、うん…」



