「今からパパの職場行かなきゃないんでしょ?」
「うん~でも唯がこの調子ならやめとこうかな」
「私は寝てれば平気だから…行ってきていいよ」
「そう…?じゃ、早めに帰ってくるからなにかあったらすぐ連絡してね?」
ママは私の枕元に大量の冷えピタと飲み物を置いて出て行った。
冷えピタの箱が3箱も…
短時間でこんなに取り換えないよ。
ママらしいな…
うとうとと眠りにつこうとした時…
誰かが階段を上ってくる音がした。
あ…
ママ?
違うな、さっき出ていったし。
お兄ちゃんかな…
そして突然、トントンとノックされたので目がさえた。
お兄ちゃんならノックなんかしないで勝手に入ってくる。
だ、誰!?
急に怖くなり、私は身構えた。
「唯…起きてんの?」
こ、この声…
「ゆ、優斗!?」



