「美緒…」
バレてたんだ…
全然気持ち抑えられてなかったんじゃん。
必死に耐えていたつもりだったのにな。
「なんで言ってくれなかったの?私らってその程度の仲?たとえ先輩と付き合ってたとしても、遠慮しないで言ってほしかった」
「ごめんね…私…美緒を裏切ってしまうのが怖くて…」
「そんなことないよ。隠されていた方が、よっぽどやだもん」
「ごめん…」
「でも、謝るのは私の方かもね。唯の気持ちに気づいていながら先輩との話してたし…あとね、もう一つ謝りたいことがあるの」
「…え?」
「前に電話で優斗先輩にキスされたって言ったでしょ?あれね、私から強引にしたの。しかも一瞬かすった感じ」
美緒はあははっと豪快に笑っていた。
「先輩は私と付き合ってても、そういう事一切しなかった。きっと心の中に決めた人がいたからだよね。あんなに遊んでた先輩がさー、笑っちゃう」



