「どういうこと…?」
「優斗先輩は好きなヒトがいるんだよ。本当は私も最初それが理由で振られてたんだけどね」
そう言って美緒は、思いっきりブランコをこぎ始めた。
優斗に…好きなヒト?
今までそんな話聞いたことがない。
好きなヒトが美緒じゃないのなら…誰?
もしかして…さくらっていう元カノ?
その人のことが本命だっていうの?
頭の中がゴチャゴチャになってきた。
そんな私を見て、美緒はふふっと笑った。
「唯さ…優斗先輩のことが好きなんでしょ?」
「ええっ!?」
びっくりしてブランコから落ちそうになった。
「最初は渉先輩の事が好きなのかと思ってたけど…途中からもしかしたら唯は優斗先輩が好きなんじゃないかって思ってさ。だって優斗先輩の話をすると、唯の顔がゆがむんだもん」



