最低だな俺…
結果的に、美緒の事を苦しめることしかしてない。
「先輩…私と別れてくださいっ…」
美緒はベッドの上で俺に頭を下げた。
そうしなきゃないのは俺の方なのに。
「…知らぬ間にお前を傷つけてたとかって…マジで最悪だよな…」
俯いたまま、首を振る美緒。
「怪我…まだ治ってないんだろ?」
すると、右手首に巻いていた包帯をスルスルと外し始めた。
「結構前に…包帯もしなくていいくらいにまで治ってました…」
「マジか!」
「私、先輩を繋ぎ止めるために治ってないフリをしていたんです」
「でも後遺症が残るのは本当の事だろ」
「確かに違和感もあるし、まだ前みたいにバスケはできないけど…フツーの日常生活は送れます」
「そうか…」



