幼なじみ以上恋人未満【完】




「唯どうしたの!?」



「唯!?」



美緒と渉君がそう言ってくれているのに返事すらできなくて。



貧血かな…頭がグラグラする。




その時、ふわりと体が宙に浮いた。



「休憩所連れて行くわ」



耳元で優斗の声がした。


え…優斗なの…?


なんで…



こんなことしたらまた美緒に…



「え…じゃあ私も行きます!」



美緒がそう言うと、



「優斗、オレが連れて行くよ」



と、渉君の声も聞こえた。





「ゆ、優斗…私なら大丈夫だから…」



「いいから」



「よくないっ…お、降りる…」



降りようとする私の体を、強く押さえつけた。



「いうこと聞けよっ!」



怒り口調で私に怒鳴った。



周りの人たちも何事かと振り返っている。