優斗が笑いながらそう言った。
ぶつかってきたのは優斗だったの!?
てか、わざとぶつかったの!?
「なにすんの!?別にいちゃついてないし!」
「そうか?ベッタリくっついてたじゃん。てか…やっぱ泳げねーのかよ、この前泳げるって言ってたくせにな」
「お、泳げるし!」
「無理すんなって。さっき子供用のプールあったぜ?そっちで泳いでた方がいーんじゃねーの?」
馬鹿にしたような言い方で笑っていた。
美緒にはそんなこと言わないのに…
私の事はいつも子供扱い。
イライラしてしまう。
「泳げるもん!」
私は浮き輪を外して放り投げた。
「唯!後ろ!!」
渉君の声に振り向くと、大きい波が私達を包み込もうとしていた。
「きゃーっ!」



