隣で並んで歩く唯は小さく頼りなくて。
少し照れくさそうに笑うその姿がすげー可愛かった。
唯の家に着くまで、会話は途切れることがなかった。
高校に入ってから勉強が難しくてついていけないという唯を俺がけなして。
そんな前みたいな普通のやりとりが自然にできていた。
やっぱり一緒にいると楽しくて。
唯から離れるなんて無理なんだよ。
せめて…友達としてなら、こいつの側にいてもいいよな…?
「そういえばさ、シーランドのこと聞いた?」
「ああ、蒼空に聞いた。お前そのために働いてんだろ?」
そのくらいの金なら俺が出したのに。
でも彼氏でもねーのにそんなことしたらおかしい。
「うん、いっぱいバイト入れたしシーランドでお土産もいっぱい買えそうだよ」



