慶助さんなりに、ちゃんと考えてくれてたんだ。 なのにあたしは、わがままばかり言って……。 慶助さんは、お子ちゃまじゃないって言ってくれたけど、 まだまだ子どもだな、あたしって。 「慶助さんの気遣い、無駄にしてた。 いろいろ考えてくれてたのに、勝手に怒ってごめんね。」 「いいよ。 それと、そういうのは……、明梨嗄。 もうちょっと大人になったらな。」 「うん。」 「それまでこれで我慢な。」 そう言って、触れるだけの優しいキスをしてくれた。