「さ……明梨嗄。」 名前を呼ばれて、目が覚める。 「ん……朔也?」 「起きた?」 いつの間にか、寝てしまっていた。 起きると、すごく近い位置に朔也の顔がある。 朔也の肩に寄っかかっていたみたい。 「あっ!ごめん……。朔也。」 「別に大丈夫。 それより、着いたって。沖縄。」