「気遣ってくれてありがと。」 「いえいえ。」 そう言ったあとに、耳元で囁かれる言葉。 “お姉様ですから。” 「……っ。 もうっ、朔也……。」 自分でもわかるくらいに、顔が熱をもった。 「めっちゃ照れてんな。」 「……別にそんなことない。」 「あのさ…。」 「……なに?」